PICマイコンを触ってみる(準備編:1/5)

マイコン

「マイコン」って言葉は、皆さんよく聞くかと思います。『えっ、でもどんなんや?』と思う方はいないでしょうか?実は我々の周りはマイコンだらけです。家電で言うなら、炊飯器やTV、冷蔵庫、DVDに洗濯機・・・etc. 我々の周りにはいっぱい存在します。車の中なんて、色んなセンサ類とかの制御でマイコンが使われているようです。

「マイコンとは」と、一言で言うなら「CPUやメモリ、いくつかの周辺モジュールが1つのチップにまとめているもの」と、言えます。実物としては、以下の写真をご覧下さい。

ルネサスのH8(写真は、H8/3069)
マイクロチップ テクノロジー社のPICマイコン

左側が、ルネサスのH8(写真は、H8/3069)、右側がマイクロチップ テクノロジー社のPICマイコン。マイコン自体は、多くのメーカから販売されています。

このページでは、主にPICマイコンを使っていきます。理由としては、インターネットや書籍などで情報が多く、初心者が初めにとっつき易いマイコンだと私自身が感じたからです。H8系のマイコンも雑誌の付録でついていたりするのですが、結構高い。そこら辺の中学生よりもお金を持たない私にとっては、かなり高額です。
またそれらマイコンの基本回路は既に基板上に実装済みになっており、その分勉強が出来る範囲が絞られます。貴重な失敗経験が減ります。
とは言え、OSを積んだり外部メモリを実装するようなケースになってくれば、必要になってきますね。この辺の高価なマイコンは、将来触る事としましょう。

PICマイコンをお勧めする理由は、1個が100円台から存在し、このページで最初に使うマイコンも秋月電子通商さんで何と、300円/1個で販売されている
PIC16F877A-I/P』ものです。焼込みを行う機械も自分で作れますし(そのうちチャレンジします)、プログラムコードを作成する環境もフリーで存在します。1個300円で購入出来るのであれば、何個か買って、少しずつ壊しながらチャレンジ出来るのでお勧めです。
※私は5個買って、既に2つ破壊しました。<現在3個目ですが、こいつも最近動きが変な感じがする・・・。>

PIC16F877A-I/Pの改良品ということで、『PIC16F887-I/P』があります。これなら1個200円で購入できます。・・・が、私が今後勉強したい技術が掲載されている書籍がPIC16F877A-I/Pを使用しているので、このページではPIC16F877A-I/Pを使っていきます。

ということで、マイクロチップテクノロジー社のPICマイコンで話を進めていきます。

PICマイコンを触ってみる(準備編:2/5)へ続く>

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