「何でマイコンがいるの?」って、マイコンにプログラムを焼いて動かすことを目的にしているので、当たり前に使っていくわけですが、以前(10年位前)ハードウェアー専門に開発を行っている凄い先輩にこんな話を聞きました。
マイコンなんて無くても、今ちまたで出ている家電製品や様々な機器は作れる。
ただ、設計には経験や感覚が必要で、時間も多くかかるし、試作品の作成にはお金もかかる。何か問題が発見されれば、どこの部品が悪いのか調べないといけないし、回路をまた作り直したりと、とにかく大変!しかしマイコンであれば、回路に必要な部品数も減らせるし、部品数が減れば回路の小型化も可能になる。プログラミングによって様々な電気的な仕掛けも作れる。そして、何か問題が発見されても、プログラムコードの問題個所が絞られ、回路の問題部分を大まかではあるが特定できる。
手帳にメモっていた事をそのままに書いたので、意味が判り辛いけど、まとめると
No | マイコンが無い場合 | マイコンが有る場合 |
1 | マイコンなしでも機器(回路)は、作れる。 | マイコンにプログラムを書き込む事で、マイコン自体が小さな回路の集合体のような動きをする。(プログラムが、回路みたいなものになる) |
2 | 設計/製作には、勘と経験が必要 | 設計/製作には、勘と経験が必要だが、基本的に処理の順序を記述するだけ |
3 | 問題が起こった場合(これは開発において必ずある)、場所と原因の特定に時間がかかる。 | 問題が起こった場合、ソースコードのデバックができ、プログラム上の問題個所の特定が容易。 ※回路に問題がある場合、問題のプログラムコードに関係する回路を確認すれば良い。実際は、ソフト/ハードウェアの人達で協力して問題を解決する。 |
4 | 対策を施した回路を作り直し、再び動作試験を行う必要がある。 ※回路を作り直しだけでもお金かかりそう・・・。 | プログラムが部品みたいなものなので、部品数を少なく出来る。 ※製作コストが少ない。 |
結論 | 時間とお金がいっぱい必要になる | 電気回路だけで作成するより、大幅に時間とお金がかからない |
・・・、こんなところでしょうか。